オゾン（O3）は酸素分子(O2)に酸素原子(O)が１個余分に結合したものです。このオゾンに一個余分に結合している酸素がほかの物質と結合しようとすると、強力な酸化作用をもたらします。

これを用いて臭いの元となる物質を酸化させて消臭を行うことができます。その酸化力は塩素の約7倍とも言われており、殺菌・脱臭・漂白などに利用できます。

オゾンを発生させて脱臭できる臭いは、火災臭・死臭・カビ臭・喫煙臭・香料・ペット糞尿臭・薬品臭・魚臭などがあげられます。

オゾンの濃度にもよりますが、オゾンを吸い込むことで鼻やのどに刺激を感じてしまったり、視覚低下の症状が現れます。高濃度の場合、数分間で死亡する場合さえあります。
このような危険性があるからこそ、オゾンの性質や正しい使い方を知る必要があるといえるでしょう。

高濃度のオゾンを放出することで、臭いの元となる成分を酸化分解していく事で腐敗臭を取り除きます。